ペットと旅行

ペットの飛行機同乗は危険?!

大変な飛行機事故が起きてしまいました。

2024年1月2日、着陸した日本航空の旅客機と、
離陸待ちの海上保安庁の航空機が衝突し、旅客機が炎上するという
大変痛ましい事故が起きてしまいました。

亡くなった5名の方々のご冥福をお祈りします。

旅客機内の乗員乗客は全員無事だったことは本当に良かったと思います。

乗客の動画なども出回っていますが、閉鎖された空間で煙が充満する様子は恐ろしく、
パニックになってもおかしくないです。そんな中、乗員の方が適切に誘導し、
避難できたこと、本当にありがたいことですね。

ペットを飛行機に乗せるのは危険?!

事故というのは本当に痛ましく、想像を絶するものですが、
今回、炎上してしまった旅客機の貨物室には
猫ちゃんが2匹いたという情報がありました。

もし飼い主さんが同乗していたとしたら、
ただただ燃えていく機体を見ることしかできないなんて、
もう想像するだけで気持ちがついていけません。

飛行機の同乗が危険なわけではありません。

1920年代に飛行機が輸送や旅客機として使われるようになったので、
なんと100年ぐらい経つのですね!

100年の歴史から見ても、事故の確率が非常に少ない移動手段だと思います。
もちろん事故が起きてしまう時は重大な事故になってしまうのですが・・・

緊急時は自分が1番!

5人の人だけではなく、ペットも2匹亡くなってしまった。
旅客機の人間は全員助かったのに、ペットは助けられなかった訳なのですが。

緊急時は自分が助かることが1番です。

これは飛行機事故に限らず、災害などでもそうです。
自分が助からないことには誰のことも、ペットのことも助けられません。

今回、何もなかった人がペットのことを心配していますが、
いざ自分が煙の充満した機内で、自分がどうなるかわからない極限の状況で
乗客はもちろん乗員が、ペットを助けることはできません。

人間は無事だったからこそ、
どうにかできたのではという話が出てしまうのも無理はありません。

国内線のペット持ち込みがダメな理由

この事故の後、あちこちで、ペットも機内持ち込みにしてほしい!
という声がでてきたわけです。

実は私も10年以上前にはなりますが、機内持ち込みにするにはどうしたら良いかと、
国内の航空会社いくつかに問い合わせをしたことがあります。

その際「アレルギーの方への配慮のため」だという回答でした。

アレルギーの方への配慮なのであれば、
アレルゲンが飛び出さないようなバッグを作れば良いのかなと思い、
アレルギーがどれぐらい飛ぶのかという実験ができそうな研究所に問い合わせもしました。

ぴーち
しかしあっさり断られ撃沈。

国内は諦め、その後ペットと海外に行ってみたりしました!

切り替え早いわね!
読者さん

ペットは避難できない

2024年1月からスターフライヤーで、ペットの同乗ができるようになりました!
人間の運賃より高いですが、一緒に同乗できるのは素晴らしいです!

https://www.starflyer.jp/checkin/pet/flywithpet/

しかし、緊急時ペットは座席に置いて避難です。としっかり明記されています。

https://www.starflyer.jp/checkin/pet/flywithpet/pdf/conditions_2312.pdf

ぴーち
今回のような事故ではみんな助かりませんね。

私も実は国際線で何度か小型犬の機内持ち込みを経験したのですが、
緊急時には置いていなかければいけないことは今回の事故で初めて知りました。

てっきり一緒に避難できるものだと思っていたわ!
読者さん

アレルギーの人への配慮で機内持ち込みがダメではなく、
緊急時に飼い主が精神的負担を負うことになるためダメですと言ってくれた方が
諦めがついたんだけどな。と思いつつ。

機内持ち込み時、同意書のようなものにサインをしたような気がするのですが、
そこには緊急時には機内に置いていくことは明記されていたのか覚えておらず、
そのような説明はなく、ただ、何らかで死亡しても責任を問いませんという
内容だったと記憶しています。

ぴーち
実際に熱中症などで亡くなったペットは過去にもいます。

ANAでも貨物室での輸送の場合にそのような同意書を交わします。

ちなみに国際線ではアレルギーの方は事前に申し出ることができますので、
飛行機に乗る際は、ペットのアレルギーがある旨お伝えすると、配慮してくれますよ。

私なら絶対置いて避難したくない

では仮に機内持ち込みをしていて、
緊急時は機内にペットは置いていくようにという明記があったとしても、
その場でサインをして、緊急事態が起きた際、
私はペットを機内に置いては避難できないと思います。

その場合、乗員と口論になるであろうことが容易に想定できます。

国内の航空会社で機内持ち込みを許可した場合、
私のような人が乗っていたら本当にリスクですね。

私も無理だわ!
読者さん

人間の赤ちゃんはどうするの?

では小型犬に体重も近い、乳児はどうなのでしょう?

抱っこか抱っこ紐で脱出するわけなので、
犬も抱っこ紐のようなもので固定されていれば良いのでは?と思ってしまいます。

例えば機内持ち込みをしている場合、そのまま洋服の下に隠して
脱出を試みる人もいるでしょう。その場合どうするんでしょう!
ダメって言えないような気もするのですが・・・ダメなのかな。

感情的になってしまいましたが・・・

原則、ペットは置いて脱出しなければなりません。

ぴーち
他の方の脱出の妨げになることは絶対にいけませんね。

いかがでしたか?

こんなことはそうそうないものですが、万が一の際の精神的負担と言ったら・・・
しかしそんなことを言っては普段の移動さえもリスクです。
気にしすぎても辛いので、気持ちを軽く、前向きにいきましょう!

この事故を見て、飛行機に乗せるなんてあり得ない!
機内持ち込みなんて(動物苦手だから)絶対やめて!など色々と思った方はいらっしゃるでしょう。
しかし当事者じゃないので、あまり騒がないことが賢明だと思います。

私も国際線での機内持ち込み、貨物室での輸送を経験しましたが、
まったく後悔はしていません。ストレスで早死にするとか噂こそありましたが、
そんなこともなく、乗っている間のストレスを特に感じるわけもなかったです。
よりも一緒に海外に行けて、一生の思い出になりました。

飛行機でお利口にできるなんてすごいわ。
読者さん

ペットを飛行機や公共交通機関に乗せる際は、
バッグやクレートの中で落ち着いていられるよう、
日頃から練習しておきましょう。災害時の対策にもなりますよ!

最後までお読みくださりありがとうございました!

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