欲しいイメージに近いブリーダーさんをまずは探してみましょう!
こちらのサイトでブリーダーリサーチができます。
ぜひご利用ください。
https://goodbreeder.base.shop/items/92282377
結論:買う側が賢くなりましょう。
ブリーダーとは
犬や猫などのペットを繁殖させて販売する人です。ブリーダーには大きく分けて2つあります。
1:種の保存など、利益以外も目的にしたブリーダー
2:利益のみを目的とし、市場などに売り子犬子猫を量産するブリーダー
ここでは1をシリアスブリーダー、2を繁殖屋と区別します。
1のシリアスブリーダーについて
種の保存で、わかりやすいものが、ドッグショーやキャットショーでの入賞犬猫の血縁を残すものです。
ブリーダー情報によくある「チャンピオン直子」などとあるのはショー受賞歴のある親の子供であることがわかります。
犬種や猫種のスタンダードと呼ばれる基準により近く、理想に近づけていくために繁殖し、ペット向きのコを販売しています。
ドッグショーを目的としている場合、ミックス犬は作りません。
猫の場合、ミックスでも去勢済みでもショーに参加ができてしまうので、猫の場合のショーチャレンジは内容次第です。
ドッグスポーツとして有名な、ディスクドッグやアジリティなどでは、ミックス犬のほうが優秀なケースがあります。
性能を重視した犬を作るためにミックス犬を繁殖するケースもあります。
飼育が難しいことがあるため、一般客には流通しません。
共通点として、量産を目的としていないため、常に子犬子猫がいません。
生まれる前から全て飼い主さんが決まっていることも多いです。
2の繁殖屋について
利益を出すためにただ売れれば良いという考えの業者です。
常に子犬子猫がいて、薄利多売で、子犬子猫を市場や知り合いを通じてとにかくたくさん売ります。
このような繁殖屋を排除するため、数値規制という法律が施行されました。
数値規制を理由に、生体価格を倍以上にしている業者は、繁殖屋よりだと思います。
飼い犬、飼い猫を繁殖させている方は繁殖屋ともシリアスブリーダーとも一概に呼べない方です。
市場やショップのみに卸すなら繁殖屋ですね。
ブリーダーもさまざまで、違いがあることをぜひ知っておいてください。
高額な個体に騙されないで!
インターネットなどでよく見る、高額な個体のアピールポイント
おとなしい→足元見られる覚悟を
珍しい毛色→足元見られる覚悟を
ティーカップや豆柴など小ささを強調→足元見られる覚悟を
この辺りは、本来健康な子犬子猫が欲しい場合には絶対に求める条件ではないためです。
まだ赤ちゃんなのにおとなしい個体は病気や問題を抱えているのでは?と心配になります。
珍しい毛色は、一定数いる珍しさや高額好きな人に向けたものなので、毛色に関する遺伝的な要素や寿命に関係する可能性があるので、健康な個体を希望するには条件として上がってきません。
選ぶ側に知識があればこの価格のカラクリにも騙されないはずなのです。
そもそも売りたくないけど、この金額なら売ってもいい。
ということで高額になっている個体もいます。
兄弟の中でも一番小さい個体は気が強かったり、体が弱かったりするので必ずしも小さいから飼いやすいわけではありません。
とにかく小さいのがいい!
という方は思い切って大型犬を飼うと、すべての小型犬が小さく感じてかわいいので、おすすめですよ〜
ブリーダーの見分け方
良いブリーダー、悪いブリーダー、どう判断するかは、人それぞれです。
今回はペット専門家の視点でわかりやすくするため、シリアスブリーダーが良いブリーダー、繁殖屋が悪いブリーダーとします。
ブリーダー情報を確認しよう
子犬or子猫が販売されている頻度
母犬or母猫の数
1匹の母犬or母猫の出産回数
数値規制では母犬or母猫の出産回数は生涯6回となっていますが、私はそれでも多いと思っています。
生涯3回ぐらいかなと思うので4回以上産ませられていたらちょっと注意です。
母親の数に応じて、子犬子猫の数が増えますので、頻度が多い=母親が多いのか、出産回数が多いのか注意
年間通して常に子犬子猫がいるブリーダーは繁殖屋の可能性が高いです。
繁殖屋から買うことがいけないことではありません。
自分が欲しいイメージのコがいて、不信感がなければそこで買うのが最良だと思います。
繁殖屋かシリアスブリーダーかの違いをチェック!
見学に行けば絶対わかります!
飼育施設チェック
□場所を見て快適で清潔かどうか
→ここで引っ掛かると、寄生虫などの駆除からお世話になることもあるかもしれません。見せてくれない場合は怪しい。
□鳴き声でうるさくないか
飼育動物チェック
□極端に太った、痩せたコ、病気のコはいないか
□咳やくしゃみをしているコはいないか
→基本いないはずなので、いたらすぐ帰ってもいいかもです。
病歴チェック
これは質問して聞いてください。聞かないと答えないようなことです。
□妊娠中の犬or猫の過ごし方
→お腹の中の赤ちゃんの環境を逆算
□遺伝性疾患の対処方法
→遺伝性疾患を理解しているか(ない場合もあり)
□親犬や同じ掛け合わせの兄弟のアレルギーや病歴
→これからなる可能性があるので覚悟
□てんかんが出たことはあるか
→一応念の為聞いておく
病歴の質問に答えられないブリーダーさんはブリーダー歴が浅いか、ちゃんと把握していない可能性が高いです。
例えば小型犬において、両親が大丈夫でも、子供に膝蓋骨脱臼が出ることもあるので、まだわからないことはあります。
そのようなブリーダーさんで生体価格100万円とかだとちょっと謎ですね。
質問の回答次第では親や兄弟の病気が自分のコにも出た際に、病院を紹介してもらうなど、対処法をはじめ、色々な情報が手に入ることは大きなメリットだと思います。
聞きづらい質問ですが、心構えと備えは大事です。医療費はがんばって捻出しましょう!
シリアスブリーダーから買いたい場合
常に子犬子猫がいないシリアスブリーダーからお迎えしたい場合、
このママかこのパパの子供が欲しいという選び方をします。
交配予定があるかどうか調べて、交配予定がある場合、親を見に行きましょう。
たまたまそのコがショーに出陳しているなら見れるチャンス!
もしショーに出ていなくても、ブリーダーさんとお話しするためにショーに足を運ぶことも一つの手段です。
もちろんブリーダーさん宅の訪問もあります。
シリアスブリーダーで見学も歓迎するようなところは、まず劣悪な環境ではないことが多いです。
親と実際にふれあい、ブリーダーさんとコミュニケーションを取りましょう。
お互い信頼関係が必要ですので、遠慮なく、親犬についてのことや、興味があれば、なぜこの掛け合わせにしたかなど聞いてみると良いと思います。
シリアスブリーダーのデメリット
シリアスブリーダーからお迎えするデメリットは、欲しいコが生まれるまで何年かかかることがあることです。
待てど暮らせど受胎しないなどもありますので、いいなと思う親がいたらいくつかブリーダーさんを見学しておくと良いと思います。
シリアスブリーダーは人によって付き合いにくいと思うこともあるかもしれません。
そしてこの人には飼ってもらいたくないと思われると譲ってもらえませんので、信頼関係に重きを置くと良いと思います。
品種に関してのプロですし、頼りになりますので、ちゃんと答えてくれるし、お迎え後も親身になって相談にも乗ってくれるはずです。
私はシリアスブリーダーからのお迎えが一番おすすめ!
理由
飼育環境を見学できること。
なにを目的にブリーダーをしているか直接聞ける。
ちゃんと親犬or猫と向き合っている姿勢がわかる。
ショーなどで親犬or猫を人前に出せる状態にしていること。
子犬が生まれる前に親に会うことができること。
その品種のプロとして生涯相談ができる。
同胎の兄弟を見ての比較、性格の違いなどもわかりやすい。
兄弟の飼い主さんとの交流なども楽しめる。
中には飼いきれなくなったら返してくれという、販売した子犬や子猫を大切にしていることが伝わるブリーダーさんもいらっしゃいます。
万が一の時に頼れる第三者がブリーダーさんというのも気持ちの面で安心できます。
計画を立ててお互い幸せに
家族として10年〜15年も一緒に暮らすのだから、バックグラウンドを把握し、
色々な予測を立てて老後に備えるのは計画的だと思いませんか?
結婚も出会って1日でする人は少数派ですよね。
ペットショップなどですぐにお迎えできるのも良いですが、じっくり見定めて、買う側が賢くなれば、自分に合ったコに必ず巡り会えると思います!
探しているうちは本当に楽しく、ワクワクしますよ♪
ペットをお迎えする手段
犬や猫をお迎えするのに、いくつかの手段があります。主なものは3つ
①ペットショップ
②ブリーダー(種の保存なども目的にした繁殖業者)
③保護団体などの保護犬、保護猫
信頼できるところならば、どこからお迎えしても良いと思います!
では信頼とは?
まず信頼関係を作るために、事前にペットショップやブリーダー、保護団体を見に行き、チェックしておく、店員さん、ブリーダーさん、保護団体さんとのコミュニケーションを取ってみるなど行動しておくことをオススメします。
今回はブリーダーの選び方についてでした!聞きたいことがあれば聞いてみると良いと思います!
-
ほとんど運!良いペットショップの選び方
ペットショップで、ワンちゃんや猫ちゃんに出会ってしまい、いよいよお迎えする場合、どんなショップだと安心でしょうか?ペット専門家が思う、ペット ...
-
保護犬、保護猫を迎えよう!保護団体の選び方
最近は保護活動も主流になり、 ペットをお迎えするなら保護犬、保護猫がいい!という方もとても多いです。 では、保護犬、保護猫にはどのようなメリ ...
最後までお読みくださり、ありがとうございました!