愛犬の生きた証を残すJAHDやOFA

愛犬がどういう状態なのか、知っておくために、問題はないだろうけれど受けておき、
公的な情報として、そのコの生きた証として、宝物になるものだと思います。
私の愛犬は2歳になり、リラックスすると、お姉さん座りのような、
腰をくだけたお座りをすることが多く、その他気になる点はなかったものの、
一度股関節のレントゲンは診ておいてもいいかもねというアドバイスをもとに、
股関節のレントゲンを撮る機会がありました。
結果は、股関節は問題なく、ただの癖でしょう。ということでした。

どうせ撮るなら、OFAにも登録したい

1966年に設立されたため、なんと60年も前から、犬の遺伝性疾患の対策をおこなっていたということになります。
特に多いのは世界中でも人気犬種のラブラドールレトリバーです。
現在はOFAのラブラドールレトリバーの股関節形成不全のデータ累計は22万件を超えていました。
日本では繁殖予定の犬や猫に対して、ブリーダーがOFAを行うケースが通常で、
特に一般家庭のペットが受ける検査ではないという意識が強く思います。
血統書にも載せられるので、親犬やその上がOFA検査済みでしたら、ちゃんと記録されています。
血統書にはなくても、JAHDやOFAのサイトには掲載されている場合もあります。

日本ではJAHD(ジャード)
日本では2003年から、JAHDという日本動物遺伝病ネットワークという団体が設立され、
股関節形成不全の検査と評価をおこなっています。
23年前からとなることと、主に介助犬など人の役に立つレトリバー種から始まったようでした。
股関節形成不全好発犬種は、比較的データを取れているようですが、
そうではない犬種だと、公開データのみで、数件というケースもありました。
2003年から2025年の12年間で、JAHDのラブラドールレトリバーの股関節形成不全のデータ累計は825件でした。

レントゲン撮影及び申請方法
OFA及び、JAHDは、第三者機関が評価するため、決められているポジションで、
正確にレントゲン撮影をする必要があります。
正確な撮り方ができる動物病院を探すところから始まります。
かかりつけに聞いてみるもの手ですが、どの動物病院でもできるものではありませんが
JAHDのサイトの賛助会員のところに、正確な撮影ができる動物病院も載っています。
更に、OFAの場合、動物病院から、申請書とレントゲンデータをメールなり郵送で、
送ってもらう必要があり、動物病院が、OFAに会員登録のようなものをする必要があるようです。
JAHDの場合は、動物病院に申請書を記入してもらい、CDデータに焼いて貰えば、
飼い主側で、JAHDに郵送すれば申請が完了します。

登録できる疾患
JAHDは、股関節、肘、膝の3種類が登録できます。
そのうち画像で検査をしてもらえるのは股関節と肘です。
膝はレントゲン撮影ではなく、触診となるため、獣医師の評価が登録されます。
OFAは、なんと、それ以外の色々な遺伝病を登録することが可能です。
股関節、肘、膝はJAHDと同じですが、それ以外には主に認定医による眼科検査はどの犬種にも多く、
心臓、聴力、登録された機関からのDNA検査結果、歯の数など、
他にも本当にたくさんの情報も登録することが可能です。
JAHDもOFAも、登録のためにそれぞれの項目にお金がかかります。
登録料はまちまちではあるのですが、情報の公開の希望するしないも飼い主の希望で選ぶこともできます。

何のために調べるの?
股関節形成不全などを含む、遺伝病と言われる病気は、その病気ではない犬同士を
かけていくことで減らしていくことができます。
そのためにブリーダーが繁殖する前に、一度検査をして、親犬になる予定の犬の状況を
検査するために使うことが多いです。
アメリカではかなり主流ですが、ヨーロッパでは犬種によっては
特に検査しない犬種もあるのも事実です。好発犬種ではない場合で、
特に異常がなければ、繁殖しているケースもあります。
日本で活用するなら
もし、日本でJAHDやOFAを飼い主さんが活用するとしたら、
とにかくペットショップから買った犬は全員やってほしいと思います。
すべての項目ではなくても構いません。
例えば小型犬ならば、膝だけでも良いと思いますし、全項目やる価値もあります。
なぜなら、それを行うことで、繁殖者が、遺伝性疾患をなくすための努力をしていたのか
していなかったのかが見えるからです。
ペットショップの犬は、出どころ、親の情報が見えないことが多いです。
でも可愛くて一目惚れで買ってしまった、何か病気が出ても受け入れる。という方が非常に多いです。
ブリーダーさんが売るより、ペットショップが入ることで、
そのような素敵な飼い主さんに出会えるという皮肉なのですが。
それはとても美しく、素晴らしいことです。
では、作る側はそれでまた同じような病気を持つ犬を繁殖し、売ることが許されるのか?
という疑問を感じます。
犬種のことは考えず、自分の利益だけでいいブリーダーはJAHDや、
もちろんOFAなんか受けるはずがありません。
なので、おそらくデータはほぼない、もしくはあっても最初の頃だけか、
良いところだけ、最低限だけ受けているだけかもしれません。
検査をしてみて、じゃあ遺伝病が発覚したら、症状が出る前から、対策ができます。
遺伝病が出ていなければラッキーですし、それをJAHDやOFAに登録することで、
これから先、そのコの血縁を飼いたい人、飼ってる人が、その情報を見て、
参考にしたり、未来のその犬種のための社会貢献になります。たった1件でもです。

重度の遺伝性疾患を抱えた犬を減らすには?
日本だと、通常のお散歩でもよく見る犬種では、バーニーズマウンテンドッグ。
ぺットショップ出身だと、股関節なのか膝なのか、肘なのかわかりませんが、
だいたいそれ系の病気を抱えているコを見ます。歩き方がおかしいのです。
手術をしてもらえて大切にされていますが、そうではないコもいるかもしれません。

チワワ、トイプードル、ポメラニアンなどの膝も同じです。だいたいみんな膝悪いです。
でも軽度もいれば、重度もいる。最低でも重度は出てくるべきではないと思います。
そのためには、実際に膝蓋骨脱臼や股関節形成不全などと診断された段階で、
その情報をJAHDなりに登録すること、これは非常に有益な情報になります。
私はこの犬種の情報を1件でも後世に残したい
何もないのにわざわざ登録する必要もないですが、もし機会があったら、
2歳ぐらいの成犬になった際に、一度やってみるのもすごく良いものになると思います。
私はそれで、愛犬が、どういう繁殖をされてきたのかを再確認し、
では私が後世に残せるものを絶対に残したいと思いました。
JAHDとOFAとさらに血統書にも載せたいためJKCにも登録するため、
お金は余分にかかりますが、未来のこの犬種のことを考えたら大した額ではないです。
これからもこの犬種の健康を祈って、これからも日本はもちろん、
世界でも犬質の向上を心から願っています。

ただし、ガンや胃捻転などは、遺伝性と言えるかが明確ではないため、
それ自体を遺伝的に減らすことはもしかしたら難しいです。
ミックス犬の場合は、血統書がなく、親を証明するものがなく、
通常たどることが出来ないため、個体のみの検査はできますが登録は機関によっては出来ません。
検査だけでもやって記念に残す。というのも素晴らしい活動だと思います。
いかがでしたか
レントゲン撮影の際は、今はほとんどが麻酔のない保定のみで行うようですが、
中には正確な診断のためには鎮静をかけなければならない場合もあるそうですので、
なにかのついでか、麻酔なしでもできるのか獣医師さんと相談してみてください。

ご自身の犬種を、OFAのサイト、Browse by breedから犬種を選択し、
Testing Statisticsを見ると、どの疾患の検査数がどれぐらいあり、結果がこのぐらい、
全体の何%が異常なしなどというデータが見れます。
ほぼアメリカのデータにはなりますので、日本でもつながっている血統ではないかもしれない
側面はありますが、情報として見ておくのも楽しいです!
↓OFA アメリカの機関
↓JAHD 日本動物遺伝病ネットワーク
