MASミニチュアアメリカンシェパードとは?
ミニチュアアメリカンシェパード、通称MASについて解説します。
ミニチュアアメリカンシェパードとは、2020年ごろにJKC(ジャパンケネルクラブ)にて
新しく登録された犬種です。
AKC(アメリカンケンネルクラブ)で、正式に公認されたのが、2015年。
その後FCI(世界畜犬連盟)で暫定公認されました。
見た目は、オーストラリアンシェパードをそのまま小さく、
シェルティ〜ボーダーコリーぐらいのサイズぐらいにしたものです。
ちなみにオーストラリアンシェパードは、アメリカ原産です。オーストラリア原産ではありません。
MASミニチュアアメリカンシェパードの魅力と誤解
実は私も2010年ごろ、アメリカで見てから、この犬種が欲しかったのです!
当時は図鑑によってはノースアメリカンシェパードと書いてあるものがあったりで、
公認前でしたが、アメリカには、ミニチュア/トイオーストラリアンシェパードの
ブリーダーもすでに存在していました。
小さいながらにものすごい運動能力で、コロコロでかわいくて、魅力的でした。
一緒にドッグスポーツをやりたいなと思いました。
スポーツはもちろん幅広く一緒に遊ぶこともできるし、何よりも見た目がすごく可愛くて、
色々な色もいる、サイズも小さいので、扱いやすそうな犬種に思いました。
性格としてはやはり神経質な面を感じます。極端に何かが苦手というものがあったり、
欲があっても、怖いものがあると欲が勝たない印象を受けました。
JKCに登録されてからは、海外からも積極的に日本にミニチュアアメリカンシェパードが
入ってくるようになりました。
世界中でも、徐々にミニチュアアメリカンシェパードのブリーダーは増えています。
日本では住宅事情的にも、ちょうど良いサイズだったり、
10kgいかない個体もいるため、ミニチュアじゃないと嫌という方にもピッタリなサイズです。
日本でも続々、ブリーダーさんが増えています。
アメリカのOFAデータによると、ミニチュアアメリカンシェパードは、
股関節や肘、膝も強いほうで、チワワなどの小型犬よりはサイズは大きいですが、
やはりオーストラリアンシェパードの強靭な足は受け継いでいるようです。
その辺りは健康的です。
ボーダーコリと同じく、イベルメクチンは使わないのが賢明です。
トラブル実例
両親が小さくても、思ったより大きくなってしまった!
ということもあります。ミニチュアアメリカンシェパードは
体高がオスは35.5cm〜46cmまで、メスは33cm〜43.5cmまでのため、
10kg超えてしまう個体がいてもまったく驚かないです。マンションなどの規定で、
10kgギリギリで攻めるのならば、シェルティなどの方が確実です。
オーストラリアンシェパードはちなみに、
オス51cm〜58cm、メス46cm〜53cmとなっています。
ミニチュアアメリカンシェパードのオスの一番大きい規定と、
オーストラリアンシェパードのメスの一番小さい規定が同じなんです。
両親の体高をブリーダーは詳しく書いていますので、
サイズの上限のある方はサイズ選びもしっかり相談されるといいと思います。
日本ではまだまだ珍しい犬種なので、ブリーダーさんも限られているし、
理解のある飼い主さんがお迎えしているので、
飼い主さんとブリーダーさんの大きなトラブルは目立って見えていません。
お迎え後に後悔しやすいポイント
ミニチュアアメリカンシェパードは、小さめのオーストラリアンシェパードを
交配して作られた犬です。
オーストラリアンシェパードは、中型犬で、神経質な部分があります。
ミニチュアアメリカンシェパードも、少なくとも神経質な部分を受け継いでいるため、
お迎えするならみっちり向き合う覚悟ではないと、トラブルが起きやすいと思っていた方が賢明です。
そして、思っていた以上に吠えやすいと思います。
吠える犬が嫌な人は、別の犬種がいいかなとは思います。
ただ吠えなくてもいいよと根気強くトレーニングをすれば、
少しずつ減らせるとは思います。吠えないトレーニングをするのも一つですが、
ドッグスポーツや訓練などを通して、コミュニケーションが取れるので、
コミュニケーションをとりながら、人間にとって都合の悪い行動を消していくのが良いと思います。
【要注意】トイオーストラリアンシェパード
いよいよ日本でもトイオーストラリアンシェパードのブリーダーさんも出てきています。
小さければ小さいほど良いという価値観の方がそのようなブリーダーさんに行き着くわけですが。
トイオーストラリアンシェパードは、日本では登録されていません。
小さいなら小さいなりに、しっかりと股関節、肘、膝、遺伝性疾患の
データを取っているのか、確認しておくのが賢明です。
ミニチュアアメリカンシェパードのお迎えに向いている人・向かない人
一緒にアクティビティを楽しみたい方にはピッタリです。
ドッグスポーツ、特にアジリティには、すごくたくさんの
ミニチュアアメリカンシェパードも参加していますよ!
向いていない人は、可愛さや色で欲しくなってしまう人です。
小さいので一見飼いやすいような気がしますが、神経質さのある中型犬を
小さくしているだけなので、どうしても神経質さが改善はしないのか、
とにかく辛抱強くトレーニングが必須です。
時間も必要ですので、時間とお金に余裕がない方には、もったいないかもしれません。
妥協は禁物!MASのブリーダー選びで絶対見るべきポイント
珍しい犬種だからこそ、ブリーダー選びには特に注意が必要です。
私は国内外、ミニチュアアメリカンシェパードのブリーダーさんを探しましたが、
結局はいいなと思うブリーダーを見つけられず、ご縁もありませんでした。
小さくなることを一番に考えているように感じたブリーダーさんがいたことや、
ブラックトライのブルーアイズを出そう出そうとしているように見えたり、
色で作ろうとしているように感じたからです。
犬の性格をより良く、というブリーダーさんを見つけられなかったため、
性格を重視した私は、この犬種で性格の良さを重視しているように
見えるブリーダーさんに辿り着けませんでした。
かわいいなと思ったコがいて、でもそのコは、
海外では綺麗にお手入れされていたけどいざ輸入が済んだら
お手入れもしてもらえなくなっていたり、お手入れもしないブリーダーさんからも
買いたくないなと思ったのです。
ただ小さければ良い、この色、が欲しい方なら、ブリーダーさんはたくさんいます。
しかしお迎え後のことも考えると、見た目だけではうまくいかなくなってくることも
ありますので、もっと深みをどんどんブリーダーさんに質問すると良いと思います。
覚悟を持って向き合えば最高のパートナーに
珍しい犬種で、新しい犬種なので、知る人ぞ知るミニチュアアメリカンシェパード
なのですが、とても増えているし、これからも増えそうな予感のする犬種の一つです。
ドッグショーにも少しずつ出るようになってきています。
子犬の時はすごく可愛くて、衝動買いしてしまうのもすごく良くわかるのですが、
一緒に時間を過ごす覚悟を持ってもらえると良いパートナーになると思います。
