ミックス犬をご存知ですか？
両親が純血種のチワワ×プードルでチワプー、
マルチーズとトイプードルでマルプーなど、
F1ミックスなどと呼ばれるミックス犬。
ここでは
両親が純血種はミックス犬、
野犬に多い、交雑種は雑種とします。
ミックス犬は両親のいいとこ取りをして可愛くなる、丈夫になる、
オンリーワンなどなど、色々な謳い文句があります。
好きな犬種同士のミックスだったらどっちも感じることができるし、
チワワが入ってるから小さく育つかも？！
どう育つかわからないからおもしろい！という興味もそそりますね！
実際には悪いとこ取りのミックス犬も存在しますし、全てが丈夫でかわいいとも限りません。
出会いは必然であり、運命には逆らえませんが、ちょっと待った！
結論：ミックス犬はやっぱりかわいい！けど必要？？？
ミックス犬を作る理由は？
まずミックス犬を意図的に作ってペットショップで卸している理由を考えてみてください。
「売れるから」以外のなにものでもありません。
理由は、血統書もなければショーもない、確実に可愛くなる保証もないのに子犬なら
売れるから量産しているためです。
ポンスキーってご存知ですか？
ポメラニアンとハスキーのミックス、ポンスキーの画像が日本でも出回り、
ポンスキーが欲しい！と思った方も非常に多いと思います。
ポンスキーは、アメリカ発祥です。
そのうちのほとんどがポメラニアンとアラスカンクリーカイ（ミニハスキー）のミックスで、
ポンクリーと呼ばれることもあります。
結果的にポメラニアン〜柴犬サイズのハスキー色のかわいらしいミックスが出来上がります。
もちろんかわいい！ので欲しい気持ちもとても分かります。私も欲しい！
そして高額！
が、これこそが、犬種の小型化を好む人の心理に漬け込んだビジネスということです。
海外ではアメリカが小型化が大好きで、日本でも小型化が人気ですよね。
悪いとは言っていません！かわいいから仕方ない！
ただお迎えしたらどんな成長を遂げても最後まで可愛がれば問題ありません！
ペット市場の潤いの恩恵
ミックス犬や、犬種の小型化が進むことはこれまで欲しいと思っていなかった人に
リーチできるため、ペットブームにつながり、ペット市場がとても潤います。
実はペット市場にとっては生体が売れることが一番です。
生体が売れることでフード、用品が売れますよね。
生体が売れなければなにも売れないのです。
ペット市場が潤ってくれることで、今ペットを飼ってる人たちにはより良い用品が、
より良いフードがどんどん開発されるという恩恵を受けることができます。
ミックス犬を作る側に疑問
ミックス犬を買う人は素敵なミックス犬に出会えた人、ご縁があった人。とも言います。
おめでとうございます！
しかし長い間人間と共に暮らしてきた純血種を壊すという意味でもあり、かわいいから、
素敵だからという理由で、ミックス犬のブリーダーとして年に何回もミックス犬を作出し、
50万円という高値で売買する必要があるのかどうか疑問に思っています。
欲しい人がいる、買う人がいるから売れるので、買う場合はせめてどうしてミックス犬を
作っているのか、どうしてこの掛け合わせにしたのかなど詳しく聞けるような人から
購入すると良いと思います。
純血種の小型化と同じ考え方です
このミックス犬の話は、純血種でも小型化している販売者にも同じように思います。
小型化とはティーカッププードルや豆柴などのことを指します。
何年先もの予約がいっぱいであれば、もちろん作出するでしょう。
そして色々な購入者から満足の声をもらえるのはモチベーションにつながるでしょう。
けど、犬は生きています。物ではありません。
量産する必要はなく、生き物を売買して利益を出すには、大量生産しかありません。
ミックス犬や小型化作出者から購入するのは自由ですが、その犬が人気になるとその犬が
あちこちで売れるため、大量生産されます。背景にある闇から目を逸らさないでくださいね！
おわりに
いかがでしたか？
ミックス犬のかわいさは誰もがよく知ってるし見たらすぐ分かります。
子犬の時のあまりのかわいさに、冷静な判断ができなくなるとも思います。
しかし、買う人がいるから作る。この流れは当然です。ではどうするべきか、
しっかり事前情報や知識を得て、買う側が賢くなりましょう！
