犬は群れで行動する動物で、とても寂しがりやさんな動物です。
お留守番が上手にできないワンちゃん、とっても多いです。
今更ですが、どうしましょう!
結論:接し方から見直して!
1番の悩みは吠えてしまうことで、お留守番中にご近所さんから
苦情が来てしまうことですね。
お留守番のトレーニングは、教科書通り言うと、
1分から、3分、5分、と飼い主さんがいなくなる
練習をするといったプロセスを踏みます。
そもそものそのコの性格が一人の時間が欲しいタイプなのか、
ずっと人とくっついていたいタイプなのか、そもそも吠えやすいのかで
悩みのレベルは違います。
1番吠えることが多いのが、ずっと人とくっついていたい
甘えん坊タイプの吠えやすい犬です。
そのようなコは、日頃からべったり暮らさないようにするのが重要です。
寝るときは別の部屋にしたり、いつでも飼い主の後をついてこれない
ところで生活をするのも良いと思います。
甘えん坊さんに構いすぎは更に甘えん坊になるので良くないです。
徐々に愛犬と距離を置いて、常にかわいがるのではなく、
メリハリをつけてかわいがることを意識してください。
少しずつ意識してみてくださいね!
長時間のお留守番は避けて
特にお迎えしたての頃に、長時間のお留守番は避けましょう。
お迎えしたての頃から、5分お部屋に誰もいない状況を作る、
いろいろな出口から姿を消すなど飼い主さんがいなくても
何も起きない経験をさせるためです。
1番最初から飼い主さんが離れて大騒ぎする犬はいません。
一人になっても不安を覚えることなく、飼い主さんがいなくても、
自分の場所で、ゆっくり休める犬になって欲しいものですね。
やむを得ず何時間も家を開ける場合はトリミングサロンや
保育園などを積極的に利用しましょう。
分離不安症という病気
一方で分離不安という病気もあります。
分離不安症とは、精神障害の一つで、お留守番などで、
一人になった時の不安が非常に強く、暴れて物を壊したり、
自分の体を傷つけたり、吠えたりすることです。
お留守番の時にクレートに入れていたら、ドアの鉄を壊していた!
なんていう話も聞いたことがあります。
どれも程度によっては怪我をすることもあり、
治療には分離不安専門のプロに頼む必要があります。
苦情が来てしまったら
分離不安ではなくとも、苦情が来てしまったら、
まずは保育園などに預けるのもひとつです。
保育園では人の出入りも多いですし、他のワンコがいれば大丈夫、
気配さえあれば大丈夫などの新しい発見があるかもしれません。
問題は1日中吠えていること。不安を感じないように
させてあげる必要があります。
吠えないコは吠えない
これは本当に不公平だとさえ思いますが、
吠えないコは本当に吠えないものです。
元々の性格がそうだったのだと思いますが、
飼い主さんが見えなくなってもなんとも思ってないコや
少し不安だけど待っててくれるコもたくさんいます。
「吠える」という行動が出てしまうと途端に
苦情に変わってしまうので、
吠えやすいコにとってはなかなか大変ですね・・・。
問題行動を前向きに捉えよう!
吠えやすくて、甘えん坊さんは大概、飼い主さんと離れたくありません。
飼い主さんが見てくれるだけでも注目されてると思い、大好きです。
一緒に何か楽しめる、ドッグダンスやアジリティなどのドッグスポーツや、
アクティビティを楽しむのがとても向いています。
ドッグスポーツを通じて、要求吠えのコントロールをできるようにもなったり、
飼い主さんのレベルが上がるチャンスです!
問題行動=ダメなところ だけではないので、発想の転換をして、
良い部分を伸ばしつつ、問題行動と思うところを抑えていくことができます。
おわりに
いかがでしたか?困った行動の発端を見直し、
愛犬とさらに楽しめる方法を見出して、うまく付き合っていきましょう!
私の犬もお留守番時に吠えてしまう犬でしたが、老犬になり、
耳が聞こえなくなり、目が見えなくなると、吠えるのも減り、
今では出かけたことにさえ気がついていません。
吠える元気があるうちは、色々楽しんでくださいね!