梅雨明けしましたね。
この季節になると、犬の熱中症が話題です。
これからあと2ヶ月ほどは暑さに耐えなければなりません・・・
結論:虐待と言われても仕方ない。日中の過ごし方に十分注意を!
特に日本は高温多湿。
この湿度が犬にとっても辛いといわれています。
犬は汗腺がほとんどなく、人間のように体から汗を出すことができません。
そのため、暑いと体温調節に時間がかかり、熱中症になりやすい性質を持っています。
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特に最近の日本はとても暑く、30年前の気候とは変わってしまいました。
昔の飼い方では大丈夫ではなくなってきています。
熱中症になるとどうなる?
いくら冷やして一命は取り留めたとしても、その後亡くなってしまうケースが多いようです。
人間のように一度なってしまっても、大丈夫ではないので、十分に危機感を持ちましょう。
飲み水があれば大丈夫。でもありません。
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お散歩でも熱中症になる!
室内飼育でもお散歩やお出かけで熱中症になることもあります。
地面からの照り返しの温度によって、人が感じるよりワンちゃんの方が
暑く感じている場合があるためです。
夕方でもまだ地面が冷えていない場合には注意です。
必ず地面の温度を触って確認してお散歩に行きましょう。
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室内に居場所がなく、外飼いのワンちゃん、だいぶ減ってきたとはいえ、
たまに外飼いのワンちゃんを見かけますね。
暑い時期は自分で日陰に土を掘って涼しい場所を見つけたりなど、
自分で考えて行動している外飼いのワンちゃんもいます。
去年は大丈夫でも、加齢に伴い、今年も来年も大丈夫とは限りません。
私は外飼いを否定はしません。
外で飼うことで、お互い幸せであればまったく問題ないと思いますし、
外で飼っているだけで通報するというのも偏っているような気がします。
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ただ、真夏は本当に気をつけなければ虐待と思われても通報されても仕方がありません。
外で飼うことで発見も遅くなります!
しかし、仮にどなたかに通報されたところで、注意されるだけです。
飼い主さんがワンちゃんを守らなければ命に関わります。
かといって外飼いの犬を無断で連れ出すことは窃盗で、犯罪です。
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特に暑さに弱い犬種
犬種に関わらず、犬は暑さに弱いです。
暑さが苦手な代表といえば、鼻の短い犬種ですね。
ブルドッグや、フレンチブルドッグ、パグなど。
それ以外にもバーニーズマウンテンドッグ、シベリアンハスキー、サモエドなども
暑さに弱い犬種です。
日本の気候に適していると思われる柴犬などの日本犬もここまでの暑さは得意ではありません。
暑さに強いからと、真夏の屋外での飼育は熱中症の恐れがあり、大変危険です。
涼しいことに慣れると弱くなるのではないかと思う方もいらっしゃいますが、
そうも言っていられない暑さなので、昼間だけでも、涼しいお部屋や、
涼しい玄関に入れてあげてください。
夜にしか外に出していないのに熱中症になってしまったワンちゃんもいます。
熱中症になってしまうときは気をつけていてもなってしまいます。十分に注意しましょう。
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サマーカットは有効なのか?
犬の被毛には断熱材としての役割と、皮膚を守る役割があります。
サマーカットの見た目は涼しそうではありますが、
実際は皮膚を守るための毛がなくなることで、表面温度が高くなり、
皮膚に影響がある場合もあります。
サマーカットよりも毛を水で濡らしたり、お腹の毛を短く切るなどの方が涼しさは増します。
睾丸がある場合は睾丸を冷やすなども有効なようです。
おすすめの暑さ対策
気休め程度ではありますが、ないよりはあった方がいいものをご紹介します。
いずれも体温を下げるものではなく、少しでも暑さを和らげるものです。
注意点もありますので、使用の参考にしてみてください。
夏の食べ物を食べさせる
トマトやきゅうり、スイカなどなど、夏が旬の野菜や果物は体を冷やす効果があります。
食べ過ぎには注意ですが、ご飯のトッピングとして、おやつとして与えましょう。
ぶどうは犬や猫に与えてはいけません。
「ぶどう中毒」と呼ばれる状態になり、腎臓にダメージを与えてしまいます。
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保冷剤を首に巻く
太い血管を冷やすことで、少しは暑さが和らぎます。
注意点は保冷剤が破れてしまうことです。
「エチレングリコール」という摂取すると有毒になる成分を含まない保冷剤を選びましょう。
保冷剤を使用する際は必ず監視できる状況で使用しましょう。
冷感素材のお洋服やタオルを濡らして着せる
人間と違い、毛があるので、そこまでの冷感を犬は感じていないかもしれませんが、
まったく何もないよりはお洋服やタオルも有効です。
濡らしてあげることでより涼しくなると思います。
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携帯用扇風機を使う
扇風機は気温を下げられるわけではありませんが、ないよりは良いと思います。
注意点は落下などの衝撃を受けた携帯用扇風機は発火などを起こす可能性があるため、
非常に危険です。購入元を十分確認し、注意して使用してください。
おわりに
このブログを読んでくださる方で外飼いをしている方はいらっしゃらないとは思いますが、
外飼いではなくても熱中症になってしまいますので、ワンちゃんの様子をしっかり見て、
対応しましょう!
とにかく長い時間暑い状態をキープしないよう、注意しましょう!
暑そうでもすぐに涼しい場所でクールダウンができれば大丈夫です。
遊ぶ→クールダウン→遊ぶ→クールダウンならば大丈夫ですよ!
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今年の夏も長そうです。十分対策し、楽しんで、秋を待ちましょう!