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シニアペットの老衰=腎不全!

シニア犬やシニア猫が、最期にかかることが多い、「腎不全」。
違う病気と戦っていても最後は腎不全で亡くなりました。という話がとても多いですね。

「腎不全」という病気で亡くなってしまった。
と思いがちですが、私は腎不全=老衰と思うようにしています!

ぴーち
いつかはお空に返してあげなければなりませんので。。。

結論:体の衰えをしっかり把握しておこう!

シニアになると、体は衰えていきます。

どの臓器が先に止まるかで、生きているか、死んでしまうかが決まっているようなものです。
心臓や腎臓が機能しなければ当然死んでしまいます。
目が見えていない、耳が聞こえないでは、死ぬことはありません。

腎臓の機能とは

血液から尿を作る臓器です。血液を濾過し、老廃物を尿として出してくれます。
血圧を調節したり、さまざまな機能があります。

ぴーち
腎臓は命に関わるとても重要な臓器です。

腎不全とは

腎臓が75%以上機能しなくなる状態です。
血液中の老廃物を濾過できなくなり、尿を出せなくなります。

急激に進行する急性腎不全と、症状が徐々に進んでいく慢性腎不全があります。

加齢とともに、腎不全になるリスクが高くなります。

植物のユリなどが原因の場合もありますので、誤飲などには注意しましょう。

シニアは年に数回の血液検査を!

腎機能が低下していても症状が分かりづらく、見過ごされやすいことが多いです。
シニアになったら特に何もなくても年に数回の血液検査がオススメです!
ペットの体質、変化、様子を常に把握し、早期発見を目指しましょう!

シニアの場合、突然の腎不全ではないケースが多い

身体の衰えにより、どこかに痛みがあったり、元気がなくなったり、
衰えが響いてくることがありますね。

その後、ごはんを食べなくなる、水を飲まなくなるなどなどを経過し、
腎臓に負担がかかり、結果急性腎不全になる。ということが多いです。

別の病気を治療していたのに、その後腎不全になり、死因となることが多いです。
腎不全は品種に関係なく、ペットの死因で常に上位です。

高齢で身体の衰えや不調をきっかけに腎不全になることは自然な流れでもあり、
最後に腎不全になるというのは身体が限界だったのでは。という観点から、
腎不全は老衰と思って良いのではないかと思います。

腎不全で高齢のペットが旅立った場合、飼い主さんのためにギリギリ限界まで
一緒にいてくれたと思います!眠っているうちに苦しまず、スッと亡くなるといった理想的な
お別れではなかったかもしれませんが、ペットは絶対に幸せだったと思います!

腎臓に良い食べ物

低タンパクのものが良いとされています。
肉などの高タンパクなものは腎臓に負担をかけてしまいます。
高齢ペットの場合、食べないことの方が悪なので、食べることを第一に、野菜などを取り入れつつ、
工夫してあげてくださいね。

例えば茹でたささみを敢えて毎日あげる必要はありません。

ぴーち
神経質になりすぎて食事制限をするなどまでは必要ありません!獣医師さんに確認を。

水分をしっかり取らせるよう、ごはんに水分を意識したり、お水をしっかり飲めているかなどなど、
よく見てあげてくださいね!

腎不全はあくまでも死因の一つ

腎不全にさえならなければ長生きする!というものではなく、腎不全は死因の一つとして
ご理解ください。

犬の死因ランキング

1位:がん 2位:心臓病 3位:腎不全

猫の死因ランキング

1位:がん 2位:腎不全 3位:猫伝染性腹膜炎

おわりに

病気には絶対になってほしくない!
と思うのが当然の感覚ですが、病気になることは仕方のないことです。

そしていつなるかどうやったら防げるのかも分かりません。
病気にはなるものだと割り切り、日頃から定期的な健康診断をぜひ受けてください。

ワンちゃんの場合、春のフィラリアの時期に血液検査をオプションでできるサービスがあるので、
ぜひ利用してみてくださいね。
7歳〜10歳未満ぐらいまでは何もなければ年1回、それを超えてきたら年に2~4回ぐらいの
血液検査をすると確実だと思います。

血液検査では気づかない病気も当然ありますが、定期的な検査は状況を把握しやすいです。

猫ちゃんの場合、病院に行くこと自体をストレスに感じやすいため、
何もしないだけでも病院に連れて行く日を作るとか、小さい頃からしつこく環境の変化に
慣らすことが非常に重要です。
犬以上にストレスを軽減することに重きを置いて暮らしてみてくださいね。

猫ちゃんはお散歩がないので楽とも言われていますが、いざとなった時の耐性がある
猫ちゃんはとても少ないです。

慣らすにも犬以上に時間がかかり、根気がいりますが、有事の際や、
シニア期を少しでも穏やかに過ごすため、環境変化の耐性をつけていきましょう!

最後までお読みくださりありがとうございました!

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