2021年度版、人気犬種ランキングについて解説していこうと思います。
あちこちの人気犬種アンケート結果をまとめて、4種類の犬種について注目犬種といたします。
結論:新たに買うなら、ブームの犬種だけは買わないがベター
※飼っている人を否定しているわけではありません
4種類の犬種はこちら
どれも大人気の犬種でペットショップにはほぼ100%この種類のうちどれかは陳列されているのではないでしょうか?
柴犬(豆柴含む)
とても難しい犬種です。最近は豆柴の中でもさらに小さい個体が人気ですね。
トイプードル
トイプードルは人気が出過ぎて小さくなりすぎて健全さに欠けている個体が多く見えます。
毛も抜け落ちないし、飼いやすいとも言われていますね!
チワワ
チワワはブームが去り、ブーム当初よりは持ち直している感触がありますが、それでもまだ神経質なコを見かけますね。甘えるプロ。
ミニチュアダックスフンド
ミニチュアダックスフンドは元気なのはとても良いですがよく吠えますよ。
とても明るい犬種で、楽しい犬種ですね。
歴史
柴犬
縄文時代から人と一緒に生活してきました。優秀な猟犬や番犬として活躍していたため、自立心が強く警戒心が強いです。飼い主さんには忠実ですが、他人には厳しい面があります。
家庭内で愛玩目的で飼われてきた犬種ではありません。
トイプードル
もともとスタンダードプードルは水鳥を回収する犬として活躍していました。独特なヘアカットは泳ぎやすくするためと、心臓を守るためのヘアカットです。
プードルには4種類のサイズバリエーションがあります。
スタンダード、ミディアム、ミニチュア、トイ
一番人気なトイプードルは、ミニチュアプードルから小さく改良された愛玩犬です。トイプードルを作り出す際にたくさん奇形が出たようですが、現在は固定されています。
やんちゃな小型犬といったイメージですね。
チワワ
メキシコの先住民と暮らしていた「テチチ」という犬がチワワの祖先で、食用として食べられていたようです。
テチチが、北米で愛玩犬としてチワワに改良され、テチチは絶滅しました。
大きさは今のチワワよりも少し大きいようなので、おそらく、メキシコの小型の野良犬なのでは?と予想します。
チワワは生粋の愛玩犬ですね!
ミニチュアダックスフンド
最も古いものでは、エジプトの壁画にダックスフンドに似ている犬が刻まれているそうです。もともとスタンダードダックスフンドは、アナグマの狩猟犬として活躍していました。より小さい獲物を捕まえるため、ミニチュアやカニンヘンといった小型のダックスフンドが作られました。
柴犬同様、愛玩犬の「あ」の字もない
これはあくまでルーツであり、現在の犬種とまったく同じではありません。
日本でのペットとして暮らすのに、猟犬であれば気質は飼いやすくするため、おとなしく、愛玩犬であればよりかわいく、日本人好みに改良されています。
10年前はどんなだった?
それでは、ここ最近10年ほど前のこの4犬種の変化を追いかけてみましょう。
10年前の柴犬
例えば10年前の柴犬は、他人が触ることさえできないコが大半だったのに対し、最近の柴犬は、触らせてくれるコが割と増えてきました!
随分他人への厳しさも穏やかになっていますね。
柴犬が好き!買うなら柴!という柴犬ファンは多く愛されています。
飼い主さんも努力されて、とてもいいコもたくさんいますし、何もしなくてもいいコもいます。
基本的な柴犬の性格としては他人に厳しいので、その気質はまだ残っているコも多いのではないでしょうか?
そして健康で丈夫なコが大半でした!
最近はアレルギー持ちだったり、毛が薄かったり、豆柴を出すための小型化の影響が出ていますね。
飼育環境や遺伝的要素、もともとの性格によっても変わりますが、柴犬の飼育はとても難しく、距離感が必要ですので、慎重に検討しましょう。
10年前のトイプードル
まだティーカップほどの小さいトイプードルはほとんどいませんでしたね。
元気で、運動が大好き!ポジティブな性格の陽気なトイプードルが多かったように感じます。
10年経ってもトイプードルは人気ですね。
やはり毛が抜け落ちないというのが最大のメリットです。その分ブラッシングやトリミングは欠かせません。
現在はあまりの人気に小型化が進み、トイプードルの良さが失われたぬいぐるみのような小さなトイプードルが増えています。
走れない、歩かない、ぬいぐるみとしては最適ですが、生きていますので、生き生きとしてほしいですね。
10年前のチワワ
まさにチワワブーム真っ只中のチワワは、ガウガウさん、きつい、噛むというコが多かったですね。
ブームにより量産され、困った問題が出やすいチワワが流通してしまいました。
チワワ=吠える、うるさいと言うイメージがあったら、それはチワワが、じゃなくて流行りの犬種が。が正しいです。
現在のチワワは少し落ち着いたのか、むしろ良いチワワがちらほら出てきている気がします。
ブームの前からずっと好きで残していたチワワは、キャンキャン吠えることもなく、甘え上手で、とても物覚えも早く賢いので、すぐに虜になりますよ。
10年前のミニチュアダックスフンド
多頭飼いのダックス飼いが多く、どこへ行ってもみんなで吠えているのはだいたいダックスでしたね。元気が有り余っていて、複数頭で遊ばせた方がきっとよく疲れてくれたのかなと察します。
チワワブームで、小型犬ブームとなり、ダックスも人気の犬種として不動のトップ3の犬種です。
現在のダックスはカニンヘンサイズで売られる個体がさらに増え、小型化が進んでいます。
程よく飼いやすくなっていると思いがちですが、気を抜かないで。
色のバリエーションも豊富で、独特なフォルムがたまらないですね。
めまぐるしく変わる「犬」という動物
縄文時代からいた犬が、現在でも人に愛されている事実は素晴らしいですが、この10年ほどの犬の性格の変化もすごいことだと思いませんか?
こうやってその時代にあった愛される犬種が作られたのでしょうね。
特に小型犬は顔がかわいい犬はアジアに集結しています。
日本はもちろん、特に韓国の小型犬たちの顔もとてもかわいいですよ。
顔がかわいいだけで高値がついたりしますが、小さい犬は多少の問題が出ても大した問題にされないので飼い主さんが我慢できるレベルのケースが多いです。
余計なお世話ですが、心身の健康状態にも目を向けてもらえたら嬉しいです。
流行りの犬種をオススメしない理由
売れる犬は量産されても高くても売れます。
アレルギーがあったり、病弱だったりする個体が流行っていない犬に比べて多いと思っても良いと思います。
そして数がたくさんいるので、該当する子犬を簡単に見つけることができます。
そこから健全なコを探し出すのは至難の業かもしれません。あとは運ですね。
病弱な犬が好きな方は良いのですが、選択肢が豊富な中から健全な犬をお迎えするにはしっかり両親を見極めてブリーダーでお迎えしてくださいね!
最後までお読みくださりありがとうございました!