うさぎさん、ペットとしてただただかわいく、購入のハードルもそこまで高くないので、
とても人気のペットです!
うさぎのイメージは、飼いやすくおとなしい。小学生でも簡単。
と思っていませんか?実は全く違いますよ!
結論:うさぎの飼育、すごい難しいです!!!
諸外国では、害獣として駆除される対象だったり、食用とされています。
しかしうさぎさんは、日本人にとって悪いイメージがほとんどありません。
日本では日中戦争の頃(1937-1945年)、野うさぎを捕まえて毛皮を軍事服の一部に使うため、
国が買い取るといった制度があったことがあり、野うさぎの数がかなり減っていた時期がありました。
その後も食用として捕獲し、数が膨大に増えることがなかったことが理由ではないかと思います。
その後ペットのうさぎは学校うさぎとして、小学校や幼稚園などでも飼育され、
日本人にとって可愛がるべき動物という感覚があります。
うさぎさんの難しさには、うさぎさんの体の構造と、被捕食動物としての性質が関係します。
抱っこが苦手
基本的にうさぎさんは抱っこが苦手です。
撫でられることは好きですが、宙に浮いた状態が苦手なことが多いです。
膝の上でに乗って撫でられるのは問題ないですが、
地に足がついていない状態=捕まえられている状態
となるため、不安を覚えるようです。
気にしないコもいますが、うさぎさんはそういう動物です。
つまり、お手入れのハードルが高いため、健康チェックを怠りがちになってしまうことがあります。
お子さんにも無理に抱っこさせて落下させてしまうと嫌がって飛び跳ねて
骨折などのケガにつながることがあります。
骨の骨密度がかなり薄い!
人で言うと骨粗鬆症ぐらいの骨の薄さをしています。
これは素早く逃げられるためと、速く走れるために、いつでも逃げられるようになっています。
体重に対して、骨の占めるの割合として、人18%、犬15%、猫14%、うさぎ7%と言われています。
犬がうさぎを捕まえた時、口に咥えてブルブルふると死んでしまうのは、
このブルブルによって頚椎が骨折し、死亡しているようです。
犬が捕まえてまだ死んでいない場合、猟師が背中を叩いて息の根を止めます。
うさぎに慣れていない動物病院では、保定が甘く、頚椎を骨折させてしまうことで起きる
死亡事故が稀にあるようです。
上から潰すような力には大変弱いのですが、横から挟む力には多少強いです。
保定にもコツがありますので、うさぎ専門店などで安全な抱っこの方法をレクチャーしてもらいましょう。
慣れの問題なので、慣れるまで練習すればご自宅での抱っこ&お手入れもできるようになりますよ!
実はとっても気が強く、女王様気質でポジティブ
見た目の可愛さ、大人しさとは裏腹に、私だけを可愛がりなさい!
と言った女王様気質な面があります。
他のうさぎさんを可愛がるとヤキモチを焼いて噛んできたり、僕のもの、とおしっこをかけるなどなど。
意外にも独占欲が強いです。
発情期にぷんぷんして噛むこともあり、けっこう世話がやけるペットでもあります。
多頭飼いのハードルも高いです。
頭を撫でたら嬉しそうにしてくれたり、言葉が通じ合う瞬間はたまらない愛おしさですよ!
具合が悪いと思ったら手遅れ
うさぎさんは弱みを見せると狙われてしまうので、不調を隠す性質があります。
具合が悪そうだなと思ったらもう手遅れなことが多く、昨日まで元気だった(と思った)のに、
亡くなってしまうことがあります。
大体5歳から8歳ぐらいに何かしらの病気になると言われています。
避妊去勢をすることで、想像妊娠や子宮蓄膿症を防ぐことができたり、睾丸の病気にもならなくなります。
避妊去勢をしても他の病気にはなりますので、注意が必要です。
元気なうちからももちろんですが、5歳を過ぎたら3~6ヶ月に1回、定期的な健康診断に
動物病院に出向いておくと良いと思います。
突然のお別れがやってくることが、とても辛いですね・・・。
お出かけ=動物病院 とならないように日頃からドライブだったり、
うさぎ専門店へ連れ出すだったり、ケージに入れたままで構わないので、
何かにつけてお出かけには慣らしておくに越したことはないですよ!
おわりに
うさぎさんも中には10年以上生きるコもいて、早かれ遅かれお別れは辛いのは当然です。
本当にかわいくてよく懐き、素晴らしいペットである反面、受け入れるべき部分が辛いけど、
1日1日を大切に、快適に過ごさせてあげることができたらとても楽しい
うさぎさんとの暮らしができますよ!
うさぎ専門店なども増えていますので、的確なアドバイスをもらえるので、
飼いやすい環境にはあると思います。
お別れはどの動物とも辛いですが、それ以上に、一緒にいる間幸せになれること間違いなしです!
最後までお読みくださり、ありがとうございました!