ペットを飼うと直面する、去勢避妊の悩み。
スパッと決断できる方もいれば、なかなか決断できないことも。
結論:去勢避妊しましょう!
去勢避妊をしたほうが飼いやすくなります。
小動物で去勢避妊ができる動物はしたほうが良いですが、麻酔によるリスクが犬猫より多いことがあります。
去勢手術とは?
麻酔による手術で、オスの精巣を取ることです。
生涯子孫を残すことができなくなりますが、未去勢同士のケンカを防くことや、精巣の病気にならなくなります。
避妊手術とは?
麻酔による開腹手術で、メスの子宮卵巣を取り除くことです。
生涯妊娠することがなくなり、子宮系の病気にならなくなります。
小鳥さんの避妊去勢
体が小さく、避妊去勢をすることができません。そのため発情による生殖器系の病気が増えてしまうので、発情を抑制する環境作りなど工夫が必要です。
うさぎの避妊去勢
うさぎさんは、避妊去勢ができる動物病院も少ないですが、避妊去勢も進んでいます。偽妊娠を防ぎ、発情しなくなり、飼いやすくなります。性格が穏やかになり、飼いやすくなることもあるそうです。
5歳以上からなりやすいと言われる生殖器系の病気を防ぐことができますが、他の病気にかかることは防げません。まれに麻酔の事故が起きることがあります。
メスの避妊手術費用:3万円〜5万円
オスの去勢手術費用:2万円〜5万円
猫の避妊去勢
発情期のストレスから解放してあげることができます。
オスはマーキングをしなくなります。
オスもメスも避妊去勢後、太りやすくなりますので、ごはんの量や運動に気をつけましょう。
猫の繁殖能力はすごいので予期せぬ妊娠を防ぐことができます。
メスの避妊手術費用:2万円〜5万円
オスの去勢手術費用:2万円〜3万円
犬の避妊去勢
オスの場合、おしっこの匂いが少なくなります。
メスの場合、子宮系の病気に罹らなくなり、乳腺腫瘍にもかかりにくくなるそうです。
避妊去勢後は太りやすいので、ごはんの量には気をつけましょう。
メスの避妊手術費用:3万円〜8万円
オスの去勢手術費用:2万円〜5万円
避妊去勢をすると、成長がそこで止まると言われています。
子供のうちに避妊去勢をすれば性格は子供のまま成長しないと言われています。
大型犬やスポーツドッグの場合、去勢避妊をするには、骨などを成長させ、体が出来上がってからが望ましいと言われています。
そもそも避妊去勢をしてほしくないとか、するなら2年を過ぎてからの避妊去勢を勧めるブリーダーさんもいらっしゃいます。
うちのコの子供を見てみたい。
一度ぐらい生ませてみたい。という方で、生まれた赤ちゃんを人に売りたいなどの場合、「動物取扱業責任者」の資格が必要です。
実務経験がないと取れない資格です。無償であれば資格がなくても差し上げることが可能です。
1匹や2匹生まれるなら良いですが、10匹生まれてしまったらもらい手を探すことはできますか?
もらい手があっても出戻りして帰ってきたとしても飼ってあげられますか?
医療費10匹分まかなえますか?遺伝性疾患の検査はしましたか?
作る側の責任と、出戻りまで十分考えた上での交配を行いましょう。
かわいそう
自分に置き換えてしまって、かわいそうと思ってしまうことがあります。
特に男性は絶対嫌と言いますね笑
健康な身体にメスを入れるのはかわいそうですが、健康でいられる可能性が上がること、子供を作る予定がないのならば、飼いやすいほうがお互いにもメリットがあるのではないかと思います。
おわりに
避妊去勢は麻酔下で行う手術のため、リスクがありますが、望まない妊娠を防ぐためや、一部の病気にかからなくなるメリットはとても大きいと思います。
気にせず一緒に旅行に連れていくことなどもできるので、結果的にとても飼いやすくなりますよ!
かかりつけの獣医さんやご近所の獣医さんに相談してみてくださいね!
最後までお読みくださりありがとうございました!