良いブリーダーの見分け方 犬を迎える前に考える 犬種別|迎える前の最終判断ガイド 犬を迎える選び方ガイド|専門家解説 ブリーダー関連|見極め・トラブル対策

ショードッグ|迎える前の最終判断ガイド【後悔しないポイントと注意点】

ショードッグ|迎える前の最終判断ガイド

ここでは、ドッグショーで第三者に評価してもらう、
第三者に見てもらう機会を設けているというブリーダーをショーブリーダーと呼びます。

ショーブリーダーが輩出する、ショードッグとは、ショータイトルを目指し、
その犬種のスタンダードにより近い犬です。

ただ、完璧な犬は存在しないことと、スタンダードそのものの解釈は、
人により違うところがあります。そしてブリーダーさんがスタンダードの中で
どれを重視しているのか、これもそれぞれです。
一口に「ショードッグ」と言っても、全部がスタンダードに一致しているとも限りません。

私はショーブリーダーさんからお迎えすることは大賛成です。

多くて毎週、少なくとも毎月どこかしらで出陳することは、お金も時間もすごくかかります。
そして1人の力では続けられません。それなりのマンパワーがあるのが、ショーブリーダーです。

ぴーち
でもショードッグ以上に素晴らしいのは家庭で愛されているペットです。

ショードッグの魅力

骨格構成を意識している

ショードッグの魅力は何より、血統がわかっていること、骨格構成が健康的なことが多いことです。
同じ兄弟の中でも、ショータイプ、ペットタイプと子犬の時に区別するブリーダーさんもいますが、
それはあくまでも自称です。
停留睾丸など失格要件がない限り、純血種のどの犬種もドッグショーには出ることができます。

血統書もチャンピオンなどのタイトルや、遺伝病の結果のついた
父犬、母犬、その上など遡ることもできます。
ペットショップのワンコでも血統を遡ることができますが、
チャンピオンなどのタイトルは何もないどころか、遺伝病の登録もないことがほとんどです。

ブリーダーさんのサポート

作る側(ブリーダー)が責任を持っていることです。
当然ながら、ショードッグは骨格構成が崩れない、もしくは、より良くするために繁殖しています。
子犬の頃からの栄養状態や社会化にも力を入れているブリーダーさんも多く、
売って終わりではなく、生涯サポートしてくれるというその犬種に精通した人に相談できるという強みがあります。

ドッグショーで、実際に見ることができる

ショーブリーダーさんのワンコたちは、ドッグショーに行けば見ることができる。
これはすごく大きなことです。
さらに同じブリーダーさんから、何匹も出していることがあるので、
同じ犬舎名でもこういう違いがある、こういう共通点がある。
と、素人目に見ても感じることができます。ご自身の目を養うため、
見た目の違いを感じても感じなくても、見たことがあるだけで全然違います。

ドッグショーは、日本全国ほとんどの土日や連休にどこかしらで行われています。
お近くで開催される際は、試しにフラッと立ち寄ってみてはいかがでしょうか?

↓JKCのドッグショースケジュール

https://www.jkc.or.jp/events/event_schedule/?_sfm_acf_ev_date=20261014+20270514

では、ショードッグは飼いやすいのか?!

答えはNOです。実はここが非常に議論が分かれるポイントなのです。

ショードッグ=家庭で人間の都合よく暮らせる犬とは言い切れません。
その犬のスタンダードは、性格面に触れている部分はほとんどないからです。
「極端なシャイ」は失格などはありますが、極端ではなければOKです。

そしてショーで犬同士並んでいるからと言って、犬同士大丈夫ではないです。
犬同士問題を起こさないよう、みんなリードで管理しているのです。
ドッグショーのワンちゃん全員リードを外したら、あちこちで何が起きるかわかりません。
でもそれをすればどのコがどういう性格か、一番よく見えますよね。

さらに、プロハンドラーというプロのハンドラー(犬を持ってショーに出ている人)が、
犬を魅せるプロなので、欠点が気にならないハンドリングをしていたりするのも事実です。

タイトルがすごい=いい犬?

いい犬とは何かという、これも価値観です。

タイトル=目立つ。だけです。大事なのはそのコがどんなコなのか、
実際に会ってみて触れてみないとわかりません。
でもそんな機会がない場合、ちょっと警戒した方が良いです。

私にとっていい犬は、家庭犬として、人に大切にされ、呼んだら必ず来てくれる。
そんな犬だと思います。犬同士いつでも仲良くできるとか、
それは私にとってはプラスアルファで、あくまでも、人と一緒に暮らせる犬がいい犬だと思います。

ご自身にとって「いい犬」とはなんでしょうか?
それに合うコを探せばいい。ただそれだけなんです。
タイトルはあくまでもタイトルとして切り分けて考えてくださいね。

飼ってから後悔しやすいポイント

ショードッグだから、安心安全!と思っていたら、
気が強くて大変!自分が一番じゃないとダメ!とか、神経質で吠えまくりとか、
思っていたのと違った!という場合があります。

その点、ペットショップのほうが、飼いやすかったという場合もあったり、
こればかりは、母犬の妊娠中の環境、母犬の性格までしっかり突き詰めない限り、
予測は難しいのです。
性格重視の場合は、犬種から性格の良さそうな犬種を探すのも一つですが、
性格が良くてもハイパーすぎる時期があるかどうか、
どんな傾向があるのかをブリーダーさんにしつこく聞いてみてください。

トラブル実例:血統書をくれない!

ショーブリーダーを名乗るブリーダーさんで、勝手に繁殖されたら困るからと、
血統書を渡さないブリーダーさんがいるそうです。

血統書はその犬に付属するものであるべきで、犬とセットだと思っていました。
血統書を受け取った新しい飼い主は名義変更をする、しないは飼い主の自由です。
名義変更をするにはジャパンケネルクラブ(JKC)に、入会しなければならず、
年会費がかかりますが、ドッグショーやアジリティ、訓練競技会等にもエントリーすることができます。
特にその予定がない人はそのまま、名義変更をしない場合もあります。

何かするしないに関わらず、共同オーナーではない場合、血統書は名義変更をするべきだと思います。
JKC会員になると、隔月で会員誌が届き、写真コンテストや絵画コンテスト、
ご長寿犬表彰があったり、有益な情報も多いです。

中には早期不妊去勢をして手渡すブリーダーさんもあるそうですが、
成長に影響することがあるため、オススメしません。
お互いに、血統書を出さないことに合意しているのであれば、その限りではありません。

ショードッグのお迎えに向いている人・向かない人

その犬種について理解をしたい、もっと知りたい、その犬種のファンである方は
ぜひショーブリーダーさんからお迎えが良いと思います。

向いていない人は、可愛さ、流行り、好みで欲しくなってしまう人です。
ただ、こういう人は、ショーブリーダーが子犬をそもそも売ってくれないことが多いので、
向いていない人は、ショーブリーダーさんの方から、断られると思います。
そこがペットショップのように安易に買えないというメリットかもしれません。

業界の闇?!チャンピオンタイトルとJKCルール改正の落とし穴

2022年にJKCドッグショーのルールが改正になり、
チャンピオンになるための条件が緩くなってしまいました。

特に出陳頭数の少ない犬種の輸入が爆発的に増えています。
エクセレントの評価さえ出れば1頭1席ですぐにチャンピオンになることができます。
それをチャンピオン犬の子供として高値で売る。
これが簡単にできてしまう現状があります。
それをショーブリーダーと呼べるのか?はそれぞれの価値観です。

更に、出陳頭数が多い犬種でも、プロハンドラーのハンドリング技術で
入賞する背景もあるため、見えないところに欠点があっても
よしとされてしまっている現状もあります。

ショーブリーダーを名乗りながら、本当にそれがその犬へのものなのか、
ハンドラーの技術なのかを見極めるのは非常に難しいです。

怪しいブリーダーを見抜く!血統書とデータペースのチェック

ウェブサイトに、血統書名がないブリーダーは、とにかく怪しいです。
親犬の情報はあってもコールネームのみ。これはどの血統なのか全く辿ることができません。
犬種によっては、血統書のデータを残している犬種もあるため、
特に珍しい方の犬種の方はぜひ一度英語名で検索してみてください。

「犬種名+breed archive 」などで検索すると出てくるかもしれません。

いかがでしたか?

ドッグショーはあくまでも、犬を評価する場です。
評価は席次ではなく、エクセレントなのか、ベリーグッドなのか、それ以下なのか。
エクセレントならそれでいいのです。
席次は、エクセント評価の中で、1席2席、グループ入賞、ベストインショー入賞となります。

そこで、勝った負けた。さらにその上グループ選などになって、
ベストインショーになるとこの犬があの犬よりもいい犬だ、勝った、1位。
ということになってしまい、なぜかそこに優位性が生まれたりしてしまう
システムにどうしてもなっているとも思います。

でも、そこで、どこに自分が目的を持っているかで捉え方は変わります。
ブリーダーさんの投稿などをみて、勝つことを喜びとしているのか、
それとも過去に生まれた犬たちの幸せを喜びとしているのか、
造ることを目的にしているのか、見てみるとわかると思います。

確かに選ばれたら嬉しいのは当然です。
素晴らしいタイトルはもちろん名誉です。
でも一番大切なのをどこにしているか、ぜひそんな目線でも見てみてください!

-良いブリーダーの見分け方, 犬を迎える前に考える, 犬種別|迎える前の最終判断ガイド, 犬を迎える選び方ガイド|専門家解説, ブリーダー関連|見極め・トラブル対策