希少犬種の輸入と繁殖は、誰の責任になるのか
希少犬種や海外血統の犬を迎えること自体が、悪いわけではありません。
ただ、その裏側にどのような構造があるのかは、あまり語られていません。
この記事では、希少犬種の輸入と繁殖をめぐる仕組みを整理し、迎える側が知っておきたい視点をまとめます。
希少犬種の輸入は、どのように行われているか
個人輸入/代行輸入がある
個人輸入=輸入代行業者を通さず、飼い主自身がブリーダーと交渉し、輸入。
代行輸入=輸入代行業者を通す。
輸入費用は高額になることが多い
日本は狂犬病清浄国のため、最低でも6ヶ月間は輸入ができないため、その間の預かり費用がかかることが多い。
輸送・検疫・手続きの負担
検疫のための手続きが煩雑なことがあり、確実に対応する必要があり、そのための労力や、日本への輸送費が高額。
輸入費用を回収するための繁殖という考え方
輸入費用を繁殖で回収するモデルが存在する
国内ブリーダーが少ないもしくは存在しない犬種の場合、希少犬として、一定数欲しいという需要があることがあり、その犬種であればなんでもいい、子犬から飼えるならと欲しい人が存在します。
子犬の価格設定の理由
希少犬だから、他にいないから、欲しい人が多いからと、金額が釣り上がることがありますが、これは輸入代行費用を取り戻そうとしているように見えます。
回収前提になると起きやすいこと
「お散歩しなくていいです」などと都合の良いことを謳ったり、子犬のことを一番に考えているのかが見えない営業をします。
繁殖の責任は、どこまでを指すのか
母犬の健康・年齢・引退後
母犬がその後天寿を全うするのか、病気が発症した場合は子犬の飼い主さんにも伝える義務があると思います。
子犬の性格・気質・将来
子犬がお腹に宿った時から、最期の時まで、その犬が大切にされるべき気質を子犬に与えることが繁殖者の責任です。
迎えた後、問題が起きたとき誰が向き合うか
ブリーダーと起きた事実を共有し、ブリーダーは重く受け止める必要があり、その後の繁殖に活かさなければなりません。
なぜ日本では、この構造が成立しやすいのか
飼い主が簡単に手放さない文化
日本人は、終生飼育をがんばろうとします。
気軽に手放さないのは良いことで、当然そうなのですが。
問題があっても「頑張る」傾向
日本人は自分の責任でがんばろうとします。それは素晴らしい向き合い方です。私もそうでした。
結果、繁殖側に問題が戻らない
飼い主ががんばれば、我慢すればどうにかなってしまい、ブリーダー側の作る責任が甘くなっているのが現状です。
迎える側が知っておきたい視点
価格の理由を聞けるか
ショーブリーダーの純血種の相場はいくつかショーブリーダーのサイトを見れば確認できます。
その相場から高め&高ければ、その理由を聞いてみて大丈夫です。
母犬のその後を想像できるか
輸入でやってきた台雌は、そのブリーダーで、どのような暮らしをしているのか、大切にされ、穏やかに暮らせているのか、そしてこれからも穏やかな暮らしができるのか。
「希少だから」以外の理由があるか
希少だから高いという以外の理由についても疑問に思って良いです。
いかがでしたか?
この記事は、特定の繁殖や輸入を否定するものではありません。
ただ、迎える側が知らないまま選んでしまうと、責任の所在が見えにくくなることがあります。
もし迷いがあるなら、迎える前に一度立ち止まって考えることも、ひとつの選択です。
迎える前に、一度一緒に整理しませんか。
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