老犬あるあるとも言えることの一つ「赤ちゃん返り」
歳をとって主張が激しくなったり、ごはんの回数が増えたり、さみしがりになったりなどなど。
赤ちゃん返りについて掘り下げてみましょう!
結論:毎日とことん付き合いましょう!
赤ちゃん返りとは
赤ん坊に戻ったかのような行動を取ること。多く母親など気を引こうとして行うとされる。
これは人間に使う言葉ですが、老犬にも該当します。
赤ちゃん返り①ごはんが子犬同様に
老犬になってくるとごはんの回数が増える事があります。
内臓が衰え、体内への吸収が弱くなってくるのではないかと思います。
そのため同じだけ与えていても、必要以上に排泄物として出てしまい、
お腹が空いて胃液を吐く事があります。
犬はよく吐く動物なので、吐いても特に問題はありませんが、
ごはんの量は同じでも回数を増やすなど工夫するだけで吐きにくくなります。
歯が弱くなったり、好き嫌いが増えてきたら、フードをふやかしてあげたり、
食べてくれやすいトッピングをしてあげたりなどなど、まるで子犬を相手にしているようですが、
とても愛おしく、食べてくれた時に感激します。
赤ちゃん返り②お散歩がゆっくりに
子犬の時は不安な思いだったり、まだ外に慣れていなかったり、
抱っこ散歩をすることなどがありますが、老犬はにおい嗅ぎにとても時間がかかるようになります。
じっくり嗅いでいるのか、刺激的すぎて時が止まっているのかわかりませんが、
5分経っても同じ場所にいることもあります。
老犬だけど嗅覚はまだまだ現役なのかもしれませんね♪
子犬同様に抱っこ散歩や、カートに入れてのお散歩もとても良いお散歩になりますよ♪
赤ちゃん返り③主張が強くなってくる
子犬の場合、主張しても、無視をするなどの対応をすれば吠えなくなりますが、
老犬の場合、どんどん吠えるようになります。夜中に吠え続けたり、ごはんだと吠え出したり。
老犬の場合どんな対応をしても治りません。主張はどんどん強くなりますので、受け入れましょう。
ご近所迷惑になってしまっても仕方ありません。
望みを叶えてあげてぐっすり寝られる環境を作ってあげてください。
一緒に遊びたいとか、それが欲しいとか、こっちに来てなど、要求があった場合は、
老犬の場合、できるだけ叶えてあげてください。愛犬からのメッセージかもしれません。
赤ちゃん返り④一日中寝ている
あまりにも気持ち良さそうに寝ていると息しているかどうかを確認するほど、よく寝ます。
外出して帰ってきても気づいていない時もあります。
そのぐらいぐっすり寝ていられる環境にいる老犬はとても幸せです。
お散歩や一緒に遊ぶなども取り入れ、楽しみましょう!
赤ちゃん返り⑤余裕がなくなる
老犬介護になってくると、そんな要求もうんざりしてしまう事があります。
夜中にトイレに行きたいというから大雨の中外に連れ出したのにいつまでもしなくて、
飼い主さんも余裕がなくなってしまったり・・・
精神的にも参ってしまう時もありますが、いつかそのコは亡くなります。
余裕がなくなってしまっても理解してくれているし、思い詰めないようにしましょう。
亡くなった後に後悔する事でもありますが、必ず愛犬はそこも理解してくれていますよ。
亡くなってからも必ず見守ってくれています。
一人で抱え込まないように
困ったことの頻度や、生活環境によっては対応ができない事があるかもしれません。
老犬との暮らしは一人で背負うより、家族のご協力が不可欠になることもあります。
特に老犬介護は一人で抱え込むのは長続きしませんので、ご家族やご友人など巻き込んで
協力してもらえるような関係性を作っておくことも必要です。
おわりに
赤ちゃん返りをしても、子犬よりも老犬の方がとっても可愛いです。
老犬は、びっくりするほど愛おしく、生きているだけでおりこうさんです。
耳も聞こえなくなり、目も見えなくなって、今までできていたことができなくなっても、
こんなに愛おしく思える存在に出会えたことに感謝します。
食べてくれることがもう最高の親孝行!1日1日を大切に思えるかけがえのない存在ですね。
現在老犬介護真っ最中の方、1日1日を噛み締めて、その時まで穏やかに過ごしてください。
たくさん撫でて、たくさん思い出話を聞かせてあげてください。
最後までお読みくださりありがとうございました!